木曽馬の里から望む四季の御嶽山(木曽町開田高原)
春にはカラマツが芽吹き、夏には特産のソバの花がまるで白い絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたように咲き誇る。秋はブルーベリーの葉っぱが真っ赤に色づく。 そして冬、標高1100mの高原は白一色になる。厳寒の朝、放射冷却現象により気温が氷点下20度を超えることも。しかし、そんな日に御嶽山は一段と美しい雄姿を見せてくれる。
2005(平成17)年11月1日に4町村(木曽福島町、日義村、開田村、三岳村)が合併して誕生した木曽町。木曽郡6町村の中心で、税務署やハローワーク、県立病院、県合同庁舎、県立高校、林業大学校など国や県の公的機関や施設が数多くある。
合併時に13,985人を数えた人口は現在(2023年12月1日)10,051人。毎年200人余りの人口が減っている勘定になる。何とかこの1万人の人口を維持することが大きな目標だ。
面積は県内の町村では最大で、476ku。したがって中心部の福島以外の旧村には支所があり業務をこなしている。
木曽町は霊峰御嶽山をはじめ開田高原や木曽駒高原、中山道の宿場町、木曽義仲、木曽馬等々豊かな自然や歴史的資源に恵まれている。
とりわけ開田高原は2006(平成18)年10月、「日本で最も美しい村」に選定されるなど、景観を生かしたまちづくりが高い評価を得ている。現在では、木曽町全体が美しい村に選定され、町ぐるみで景観づくりが進められている。
私は役場職員として長く勤務したが、56歳で早期退職した後に7年余り木曽福島郵便局で働いた。そして2021(令和3年)9月末をもって65歳で定年退職。現在は木曽町議会議員(2期目)として働いている。
少子高齢化による人口減少など過疎化が進行する中で、中山間地域の活性化を目指しさまざまな取り組みを実践中。開田高原では地域づくりの任意団体「開田高原倶楽部」を立ち上げ、美しい景観づくりと多様な交流によるまちづくり事業を進めている。
地域の活性化に向けて村おこしやまちづくりに取り組んでいる多くの皆さんと情報交換などができれば、と願っている。どうぞよろしくお願いします。
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